2014年8月11日月曜日

Arduino(アルドゥイーノ)って何?

Arduino(アルドゥイーノ)はタバコの箱ぐらいの大きさしかない小さなコンピュータです。電子機器を接続し、自分でガジェットを作ることができます。
Arduino UNO
【Arduinoの特徴】
・USBでパソコンとつないで、データを送受信(シリアル)できます。キーボードから文字を打ち込んでArduinoに送ったり、Arduinoから送ったデータをパソコンに表示したり。
・電源はUSBからも供給されますが、内径2.1mmのDCプラグもついているので、電源アダプタ、あるいは単9電池(006P)に電池スナップで接続することで、PCから独立させて作動させることもできます。
・C言語で制御プログラムを組めます。「Arduino IDE」という開発環境がWindows用・Mac用にそれぞれ用意されているので他のアプリは必要ありません。いったんコンパイルしてArduinoに送信すると、Arduinoの電源を落としてもプログラムは消えません。
・ちなみに「Arduino」って変な名前ですが、イタリアの王様の名前らしいです。Arduinoの世界では、拡張基板のことを「Shield」、プログラムのことを「スケッチ」と呼びます。

【Arduinoを使えばできること】
・センサーからデータを入力し、計算結果をアクチュエータに出力する装置を、タバコの箱1~2個ぐらいの大きさで作ることができます。
・主なセンサー(入力装置)
  ・温度センサー、照度センサー、距離センサー
・主なアクチュエータ(出力装置)
  ・LED、スピーカ、サーボモータ、LCD
・拡張基板(Shield)を追加するなどちょっと手間がかかりますが、モーター制御、無線通信(ZigBee規格)、MP3サウンド再生、家電のOn/Off(ソリッド・ステート・リレー)などもできます。
・Arduinoで作ることができる典型的な装置を挙げると、「暗くなったらLEDが光る装置」、「何かが近づいたら警報が鳴る装置」など。頑張ればマイクロマウスやロボットなんかも作れます。

【Arduinoの始めかた】
・Amazonで書籍『たのしい電子工作 Arduinoで電子工作をはじめよう!』(2,400円)と、Arduino本体と電子部品のセット『Arduinoエントリーキット(Physical Computing Lab)』(4,300円)を購入し、書籍を読みながら書かれた通りの手順を踏むことで、だんだん分かってきます。
・ちなみにこの書籍は写真の質が粗悪なので困ることがあります。ググって綺麗な写真を探したほうがいいです。
・プログラムや回路を自分なりに変えようとすると、C言語的なプログラムの知識や、電子回路の基礎知識が必要になってきますが、それらを予習するよりも、必要性を感じてから勉強するほうが能率は良いですよね。
Arduino エントリーキット

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